詩集 「夢の鎌」
結城 文 著

詩集 夢の鎌 結城文 著 表紙結城 文 著 詩集「夢の鎌」






発行:土曜美術社出版販売
詩集
ISBN978-4-8120-2186-6
2014年11月
¥2,500


詩集 夢の鎌 結城 文



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合同歌集『まほろばいづこ』─戦中・戦後の狭間を生きて─

まほろばいづこS
合同歌集『まほろばいづこ』─戦中・戦後の狭間を生きて─
(ながらみ書房、2014年4月刊)


 序文「学制の節目に生きて」(結城文)より抜粋

 平成十六年十一月の「昭和九年生まれの歌人の会」の設立趣意書には、「第二次大戦終結の時、国民学校五、六年生であった我々が、『国民学校』『新制六・三・三制』の節目、節目を経験しながら、戦後六十年を経て、齢、七十歳を迎えた今、同世代としての当時の体験を書き残すことで、一つの歴史的証言としたい。そして、それが戦争を経験しない時代の人々にも共有され、日本が再び戦火に巻き込まれないようにする一石になればという願いをこめて発足した」とある。初代代表四元仰氏の思いの丈を見ることができる。
 会の趣旨に賛同して集まった三十余名──それから十年の歳月が流れようとしている(中略)
 そうした仲間をもてることは、私たちのこれからの生をより豊かに、温かくしてくれると思う。戦後、奇跡のようにつづいた戦争のなかった時代にも、最近は、変化が兆しはじめている。そうした時点において、本会の意義は一層重要さを増している。各自の戦中・戦後の体験記であり、戦争のない世界への熱い祈念である本書が、会員のみならずひろく一般にも読まれ、後の世代の平和に貢献できるよう、心から願っている。

 本文、作品より

  朝食の卓には厳しき父の顔「自分の命は自分で守れ」   河村郁子
  母よりは「郷に ()りては郷に従へ」私は自分を「ワッチ」と言つた

  田をわたる風も死にたりわたしたちはもう戦はなくてよくなつた  結城 文
  わが祖父が農に帰らむと決めたるは昭和二十年敗戦ののち


発行:ながらみ書房
ISBN978-4-86023-885-8
2014年4月
¥2,000




『茂吉のプリズム』斎藤茂吉150首抄 / THE PRISM OF MOKICHI

茂吉のプリズム『茂吉のプリズム』

訳者:北村芙佐子・中川禮子・結城文
監修:ウィリアム I . エリオット

あとがきの一部より

「斎藤茂吉の短歌を英訳したいということは、もう何年か前に中川禮子から話があった。今海外で最も知名度が高く、研究されている歌人は石川啄木であり、与謝野晶子であるが、日本の伝統定型詩、短歌を紹介してゆく上には、斎藤茂吉の歌を少しまとめて英訳することが必要である。
 茂吉の歌については、 ドナルド・キーン氏のコロンビア大学の教え子 Amy Heinrich 女史の研究と英訳があるが、我々日本人の、しかも歌人の側からの英訳を試みてみたいという北村芙佐子、中川禮子、結城文の三人の熟女(?)の気息が揃った。
 2012年春、横浜の近代文学館で「茂吉再生― 生誕130年斎藤茂吉展」の催しがあり、また同年秋、世田谷の文学館における「斎藤茂吉と北杜夫『楡家の人びと』展」の催しにも、三人で出かけた。何故、茂吉なのか?―― 三人三様の答はあろうし、なかなか語りつくせないとも思うが、ひとまず基本的な共通項を述べてみよう。
 なによりもまず、短歌にたいする茂吉の終生かわらぬひたむきさにうたれる。それは『赤光』『あらたま』などの初期の歌集から『白き山』『つきかげ』などの後期の歌集にいたるまで一貫している。展示会でも川を前にして冬の傾斜地に立ち作歌している茂吉の後ろ姿の写真があり、顔の表情は見えなくとも、その切実さはひしひしと伝わってくるのであった。
 茂吉は少年期に東北から斎藤紀一の養子となって東京に出、戦時中に東北に疎開し、終戦後ふたたび上京するという軌跡を辿っているが、たとえその身は東京にあっても、みちのくに深く根をおろしていたといえる。
 しかし、茂吉の偉大さは、深い根と同時に「迦陵頻伽の私生児(わたくしご)の田螺(たにし)」のような、想像力という強い飛翔の翼をもっていたことである。子規を尊敬して「アララギ」によった茂吉ではあるが、もし彼が「明星」によっていたらどうなっていたろうかと、よくいわれるのは、そのためではないだろうか。


発行:ながらみ書房
歌集
ISBN978-4-86023-858-2
2013年12月
¥2,100



茂吉のプリズム_内容見開き



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歌文集 ラッキー 〜ダックスフントとかあさんの思い出
河村郁子著






natural盆栽:小さなみどりの育て方
加藤文子著






『くもくもぱんやさん』やまうちゆうこ・ぶん

もくもくぱんやさん
おそらに くもが ぽっかりこん
ぽっかり ぽっかり ぽっかりこん
あんぱん ちょこぱん
くりーむぱん

くもくもぱんやさんのつくる 不思議な くもくもぱんのお話。

『くもくもぱんやさん』(やまうちゆうこ・ぶん いのうえふみか・え)
発行:岩崎書店
2012年5月 定価(本体1200円+税)
岩崎書店 www.iwasakishoten.co.jp/products/4-265-07856-7.html




『おとめさんの思い出話――昭和から平成へ』岩田トメ著

おとめさんの思い出話s
 おトメさんが書きためた思い出話やエッセイを纏めて本にしようという話が出たのは、「銀座十五番街」から連載を依頼される以前であった。中目黒の再開発ビルがまだ完成をみる前であったと記憶している。結局十年以上かかったことになる。書きためた文章の話題は多岐にわたっていたが、思い出話を中心に纏めることとした。個人的な思い出話ではあるが、昭和から平成への流れを、銀座と中目黒から語っていて、個人的におトメさんをご存じない方にも興味をもって読んでいただけると考えたからである。(岩田末廣氏の編集後記より)

『おとめさんの思い出話――昭和から平成へ』岩田トメ著
平成24年3月、定価(1600円+税)
問い合わせは下記へ
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-1-2-1301 岩田トメ




「新しき命を得たり」 結城文歌集

新しき命を得たり 結城文歌集『新しき命を得たり』より

・鳥の声明るく透る五月晴れ机(き)上に若草の野のひろがりぬ
・わが前にTANKA* の細き流れあり水照(みで)りちりばめ海へと向かふ   *英語短歌
・異国へとゆきしTANKAは新しき命を得たり海はとこしへ

「あとがき」より
2009年に第六回国際交流短歌大会・東京を、2010年には国際ペン・東京大会などを経て実感したことは、約20年前日本歌人クラブより発行されたタンカ ジャーナルを通じて、日本より発信された短歌が、TANKA(外国語短歌・おもに英語短歌)として、思っていた以上に世界に普及していることでした。それは、タンカ ジャーナルに、創刊当時からかかわってきた私にとって、大きな喜びであります。


発行:砂子屋書房
歌集
ISBN978-4-7904-1339-4
2011年8月
¥3,000 +税



一周忌からの恋 山内ゆう子著

『一周忌からの恋』より

プロローグ  ──テルとの別れ──

 私が19歳から34歳まで15年間暮らした夫、テルの死に顔は本当に美しかった。テルの身を清めながら、こんなにも美しい人と一緒に暮らしていたんだ、そう思うと、ポタン、ポタンと無言の涙がとめどなく落ちてきた。テルの体を拭いているとき、髭と髪の毛がのびているのに気づき、剃ることにした。意識をなくしてから10日経った間に、髭と髪の毛が伸びたのだろう。そうしたお清めが済むと、テルは高僧のような面立ちになった。
 テルが亡くなったことで、二人の生活は終わってしまった。私たち二人に別れの時がきたのだ。
 私たち二人は15年前に「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか」と神父様に聞かれ、誓いますと答えた。二人で過ごした15年間は、伴侶としては短い期間ではあったが、その誓いに背くことはなかったと思う。
 私は未亡人になってしまった。結婚のときの誓いを破らなかったのに、未だ亡くならない人と書く、未亡人になってしまった。
 私はテルが亡くなる前に遺した「一刻も早くいい人を探してね」という言葉を生きていく道標にせざるを得なかった。
 
 わたしは一人になりたかったし、誰かのそばにいたかった。
 すべてを忘れたかったし、すべてを記憶したかった。
 相反する思いが同居する心を抱え、それでも私は生きていくしかなった。
 
 そして、テルが亡くなって1年半後、35歳になった私はモンゴルの草原を目指していた。

(以上、著者の了解のもと転載しています。)


発行:ポプラ社
ノンフィクション
ISBN978-4-591-12086-6
2010年12月
¥1,300 +税

ポプラ社ホームページ http://www.poplar.co.jp/


八月十五日の雨 結城文歌集

八月十五日の雨 結城文歌集『八月十五日の雨』より
・夏の日の原爆資料館出でしとき黒太陽にかつと焼かれき
・直立の兵ひしひしと杉山に降る八月十五日の雨 
・日本の桜うつくし戦争にかかはらず来しわれらのさくら


発行:ながらみ書房
歌集
ISBN978-4-86023-659-5
2010年5月
¥2,190 +税




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